シューベルト「さすらい人」

みんなひとり   神様のボート
さすらい人

私のあこがれの国はどこなのか。さがし、もとめてもみつからない。緑の希望の薔薇の花咲く国、友のさすらいゆく国、死者の甦る国、私の言葉を話す国、そのやうな国はどこにあるのだ。私はあてもなくさまよい、少しの喜びもなく、ためいきは絶えず、「どこなのか」と尋ねる。その時声が魂の息吹の中に木霊してくる。

あの人のゐないところ、そこにこそ幸いがあるのだ

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