アンデルセン「雪の女王」

l c 失はれた時を求めて
雪の女王
窓ガラスがすっかり、氷でおおわれてしまうこともよくありました。すると、子供たちは銅貨をストーブの上であたためて、凍った窓ガラスに押しつけました。そうするとそこに、きれいなのぞき窓が、まるく、ほんとにまんまるくできました。そのかげで、両方の窓から一つづつ、幸福そうなやさしい目がのぞいていました。それは、この小さな男の子と女の子の目でした。男の子の名はカイ、女の子の名はゲルダといいました。夏のあいだは、ひとまたぎで、いったりきたりすることができましたが、冬になりますと、まず、たくさんの階段をおりて、それから、また、たくさんの階段をのぼらなければなりません。外では、雪がふぶいています。
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