「自分の感じは、とても説明しようがない。何というか、からっぽなのです。何かへの憧れはあるのだけれど、決して満足させられることはなく、従ってやむ時もない」
そういうこころが、この音楽を生んだ。
吉田秀和・モーツァルト「クラリネット協奏曲K.622」