リヒャルト・シュトラウス:四つの最後の歌

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最後の歌

眠りにつこうとして

晝の営みに疲れはてた
私の切なる願いを、星月夜が
優しく受け入れてほしいものだ

手よ、すべての思索を忘れよ
私の感覚はすべてをあげて
眠りの中に沈みたいと思つてゐる

さうして、魂は誰にも見つめられることなく
自由に羽ばたきながら漂はんとしてゐる
夜の魔術の環の中で
深く、千倍も生きるために

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