チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」

青の中の青   死者の書
弦楽セレナーデ
音楽雑誌で初めて「メンチャイ」と言ふ活字にお目にかかつた時には、何のことか解らなかつたが、読み進めるうちに「メンデルスゾーン・チャイコフスキー」のことと解つて、その音楽評論家の活字節約精神に感心した。更にページを捲っていくと、今度は「フルベン」といふ活字が出てきた。先程の「メンチャイ」の一件で鍛へられてゐたので、思案を巡らした挙げ句、此はおそらく指揮の神様と讃えられてゐる、かのフルトヴェングラーのことと推測し、其れが当たつてゐたのでとても嬉しかつた。前置きは此くらいで、「チャイ」は弦楽セレナーデにかぎる。
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